5/12(木)の活動と「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」感想
はじめまして。歴史遺産学科1年のTSgt.Sierraという者です。
昨日は、以前から予告していた「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」の上映会を行いました。その報告を兼ねて概要と感想をば。
ゴジラが完全な悪役として他の怪獣から攻撃されるのは1964年の「モスラ対ゴジラ」以来本作が2度目となります。そのせいか、瞳がないデザインとなっています。またキングギドラが初の善玉怪獣として登場したり、メーサー砲やスーパーXのような対ゴジラ用兵器が登場したりしないなど、他作品とは大きく異なった印象を受けます。キングギドラやモスラのデザインもかなり独特になっています。
で、感想なんですが、記憶より死人が多かったというのが第一印象ですね。建物ごと踏み潰されたり、繭にされたり。でも自殺志願者は助かるという。私が前回この映画を観たのが小学生の頃。正直、あらすじくらいしか覚えていないレベルでした(笑)。
ですが、ゴジラはやはり強かったですね。立ち向かうバラゴンが叩きのめされて、崖を登る場面(下画像)
ではバラゴンを応援する声も聞かれました。もちろん防衛軍による爆撃も、ものともせずに進撃します。
その爆撃する戦闘機なんですが、どう見てもロシア製のフランカー(劇中の設定ではF-7J)。イーグルどこいった
そして投下する爆弾はアメリカ製のペイヴウェイ。また、陸上部隊が所持しているのも国産の89式小銃ではなく、アメリカ製のM16A2小銃です。そして、本作で重要な役割を演じる推進式削岩弾D-03。その地上用ランチャーは旧ソ連、ロシア製のBM-30がベースになっています。自衛隊ではなく防衛軍だからいいのかもしれませんが、こういったように、複数の国の兵器がゴチャ混ぜで登場するのも特撮作品の面白いところだと思ってます。
少々話はそれましたが、本作はCGも見所だと思います。モスラがゴジラの熱戦を回避しながら飛行するシーンは優雅です。ギドラが千年竜王として覚醒する場面はとても神々しい雰囲気ですね。
登場人物が無茶をやるのも結構ありますよね。主人公である立由里は負傷しながらも自転車で箱根から横浜まで走行しつつゴジラとの戦闘をリポートしますし、その父親である立花秦三准将は自ら特殊潜航艇でゴジラに立ち向かいます。指揮官が前線に行ってもし戦死したら指揮系統が崩壊するんですけどね...。
ゴジラが悪役だったり、ホラーな描写が散見されたりで異色な雰囲気がありますが、「怪獣」にふさわしい強さのゴジラを見ることが出来るので、とても面白い作品であると感じました。
文・TSgt.Sierra